
勧告3/5 第10付風書の改訂 空地データリンクに関する記述の削除
空地データリンクに関する記述を削除するため第10付属書第3巻は議事項目3報告書の付録G(省略)に従い改訂されること。
2.1.4 議事項目4(空地音声/データ統合システムに関するSARPs案の作成進捗状況)
通信運航特別部会(COM/0PS95)の勧告6/2により開発が求められた音声及びデータの両方を扱える将来のVHF通信システムである本システムは、従来から神戸会議で設置されたWG−Dが検討を行ってきている。
本システムは、VDLモード2とほぼ同一の変調方式等の物理層を有し、媒体アクセス方式としてはTDMAを採用したもので、モード3またはVDL/TDMAと称されてきた。本方式は、TDMAにより4チャネル多重化を行い、チャネルごとに音声、データの割当てが可能なものであり、このために用いるボコーダについても開発が進められていることが報告された。
本システムの開発は米国が主体となっており、ADSPの意見を反映させた空地音声/データ統合システムへの要件改定案、設計指針案、SARPs案、運用概念案等が提出された。
(1)設計指針案
将来のVHF空地音声とデータリンク・システムに対する設計の基準資料及び他のICAO作業グループに対するインタフェース管理資料となる設計指針を作成した。本資料をADSP等関係パネルに配布し確認してもらうため次の勧告が承認された。
勧告4/1 将来の空地通信システムに対する設計指針の相互調整
ICAOは、VHFディジタル・リンク(VDL)モード3設計指針を将来の空地通信システムとして確実なものとするため、適切な他のICAO組織へ配布し早急に内容の確認を行うこと。
前ページ 目次へ 次ページ
|

|